Vision

所信表明

公益社団法人周南青年会議所

2020年度 理事長 河村啓太郎

KEEP GOING! KEEP GROWING! 〜想いがつなぐ地域の未来〜

令和という新しい時代が幕開けし、いよいよ今年は東京オリンピックが開催されます。世界のスポーツ の祭典に胸躍る一年になることでしょう。山口県内からも複数の選手の出場が予想され、県内でも期待 は高まるばかりです。 一方でポストオリンピックについては様々な課題が指摘されています。過剰投資による反動や貿易関 係の緊張感が高まるなど、国内外問わず様々な経済的な下振れリスクがあると予測されています。 また少子高齢化が進展する中で生活の基盤となる教育・福祉・医療などの社会インフラの持続的提供が 難しくなってくる地域も出てきており、行政がどのような役割を担うか、また逆に担わないかの取捨選 択が大きな課題になってくると思います。若者が政治に対する期待感はますます薄れつつあり、意思決 定プロセスが複雑化していく中での舵取りは決して容易なものではなく、地方にこそ強いリーダーシッ プが求められる時代がやっていきています。 私たち周南青年会議所の役割である「人づくり」はますます重要になってきています。地域を牽引して いくリーダーを発掘し、メンバーが叱咤激励していく中で相互に成⾧していくことが、青年会議所存在 意義とより一層リンクしてきているのです。

人づくりは「伝統と革新の連続」に基づく

「人づくり」を担う団体として最も大切な第一歩として、私たちはもっと周南青年会議所のメンバーで あることに誇りを持つ必要があると思います。奢りや謙遜もなく、まっすぐに「なぜ周南青年会議所が地 域の中で必要とされ続けているのか?」という本質に向かい合い、なお一層新しい会のあり方に挑戦し ていく責任が我々にはあります。 私たちは「選ばれて」周南青年会議所に在籍しています。 入会時はもちろんそうですが、周南青年会議所18 年、徳山青年会議所47 年、下松青年会議所38 年と いう歴史と伝統の中で培われてきた「LOM の歴史・文化」を理解し、適合し、自身の居場所と担いを持 つことができたメンバーだけが在籍しているのです。 単純な比較はできませんが30 年以上存続する企業は全体の0.03%以内と言われています。組織が存在 する意味を発信し、求心力を発揮し続けることはそれだけ難しいことだということです。その中で60 年 以上に渡り、多くの会員を抱え、常に地域にとってその存在意義を理解いただいていることの希少性と、 そのメンバーであることの誇りを我々は再度深く認識しなければなりません。 時にはその「LOM の歴史・文化」が時代にマッチングしない時もあったかもしれません。しかし、そ の都度リーダーが牽引し、仕組みが改善・改良され、地域の中で類を見ない強固なコミュニティを築いて いるのが今の周南青年会議所の姿です。 「歴史と伝統を軽んじず、様々な創意工夫をこらす」という絶妙なバランス感の中で、独立自尊の運営 を行い、地域を牽引するリーダーを排出し続けていること。この希少性の高い「文化」を胸を張って周南 青年会議所のメンバーはもっと内外に語っていかなければならないと思います。 毎年卒会される先輩方、そして入会してくれる新入会員。そしてその間をとりもつ現役会員。 構成メンバーが移り変わる中で、私たちの「明るい豊かな社会の実現」というミッションは常に変わり ません。そして「志を同じうする者 相集い 力を合わせながら、英知と勇気と情熱をぶつけ合う」ことで 得られる感動という価値は何事にも変えがたいものです。 この根幹を大切にしながら、今の自分たちなりの新しい周南青年会議所のあり方をメンバー全員で全力 で模索していきましょう。

活動する意味や目的を体系的に発信し、
伝播させる仕組みをつくる

私自身振り返ってみると入会当初はどんな学びや体験が得られるのか戸惑うばかりでした。2 年、3 年 と活動していく中で同期を中心に仲が深まっていき、様々な想いやLOM の歴史に触れる中で役を担う チャンスをいただき、自分なりに一生懸命に努めてきました。 自分よりもずっとうまく事を運ぶ人もいれば、真摯さでメンバーをまとめ上げる人もいる。良い面も悪 い面も含めてその人の持分をしっかりと出し切って前を向いていれば必ずメンバーが助けてくれる。青 年会議所活動の中でそういった感動を何度も味わってきました。 そしてこの感動体験の共有のお陰で山口県のみならず全国のJAYCEE とすぐ繋がることができます。 私の在籍7 年の中だけでも、公私にわたり数多くの助けを得ることができ、青年会議所に所属していて 本当に良かったと実感しています。 拡大活動の中では、青年会議所に対する「知名度の低さ」や事実とは異なる「イメージが先行」してい る事もつぶさに感じ取ってきました。このように我々が大切にしている価値感を否定する意見や考えが あるということは一方で、団体としての力をより増強する可能性を示唆していると思います。私たちが 地域の課題に対し日々挑戦していることの意味や目的を理解していただき、伝播させることでまだまだ その影響力を大きくしていくことが可能だからです。 事業が行われる度にLOM には様々な知見や経験が蓄積されています。その貴重な知財をもっと活用 することによってロスを極力少なくし、生まれる余力を体系的に地域に伝える仕組みをつくっていきま しょう。 地域にどんなインパクトを与えることができるか?はもちろん最重要ポイントですが、さらに一歩踏 み込んで、「事業を通して自分たちが何を得られたのか?」や「学び得たことをどのようしたら地域に関 心をもって理解してもらえることできるのか? 」というポイントも具体的な行動に落とし込んでいきま しょう。 SNS による個人の価値観の変化、シンギュラリティの進展、5G を初めとする通信技術の目覚ましい発 展に伴い益々社会の変動スピードは上がってきています。 我々は地域をリードする青年経済人として常に知識や人脈を磨いていかねばなりません。そして学び得 たものを地域に還元していくことはもちろん、会社や家族にしっかりと伝えて自分たちの糧にしていか ねばなりません。 そのためにも青年会議所で得られるものを顕在化させ、伝えていくことに挑戦し、自分たちの行いを 「1」で終わらせるのではなく、「2」にも「3」にもなるように行動していきましょう。その発信がさらに 新しい人脈をもたらし、メンバーの成⾧とLOM の発展にも寄与する、という好循環を創り上げていき ましょう。

KEEP GOING! KEEP GROWING! 〜想いがつなぐ地域の未来〜

自分たちの存在を「LOM の歴史と伝統」の中に置いて考えてみよう。そしてこれまで築かれてきたもの を礎に、自分たちならではの「明るい未来」を切り開いていこう。 人を突き動かすのはいつも「想い」です。時代がどんなに移り変わろうともその本質は変わりません。 実現するのが難しそうなことでも、それは自分の目から見た一面からの事実にすぎません。ある人の助 けで簡単に実現するかもしれませんし、その人はメンバーの中にいるかもしれません。 だからこそ、なんとしてでも「これを実現したい」という強い想いを持って活動しましょう。 その気持ちがメンバーに、そして事業をサポートしてくれる外部の人に伝わった時に、これまで考えら れなかったような素晴らしい結果が出るのだと思います。 これまでLOM にはたくさんの知財が蓄積されています。その財産をしっかりと活用し、周南青年会議 所の存在意義を明確にし、周南青年会議所自分たちならではの形にしていき、前進と成⾧のある1 年に してまいりましょう。

拡大こそ最大の広報活動

ここ数年も数多くの入会者がありましたが、卒会者数が多くLOM 人数の純増には至っていません。 また近年入会時の年齢が高く、卒会までの年数が短い例も数多く見られます。 人と人が切磋琢磨し、ぶつかり合うことで得られる感動を地域に伝えるために経験あるメンバーの数 を一人でも多く確保していくことは最も大切な事柄と言えます。 そして単年度制の青年会議所の中において唯一の継続事業である拡大は青年会議所としての広報活動 の場でもあります。自身の経験と想いを入会候補者にぶつけることで出てくる様々な疑問にしっかりと 応えられるような広報活動を拡大と連動して行ってまいります。

LOM の文化の継承を担う会員交流

社会情勢がますます激動する中、益々LOM としてのまとまりや人間関係の良好さは重要な要素となっ ています。地域にとって必要な先端の物事を形にしていくためにはメンバーが一丸となって事業に臨ん でいく姿勢が求められますが、その礎になるのは会員がお互いをよく知り、理解することです。 従来通りの現役会員間の交流はもちろんのこと、それぞれのメンバーの特性や能力、青年会議所での経 歴をわかりやすく形にし、より本質的な交流に発展するよう努めてまいります。また諸先輩方をはじめ とするLOM 外の方のお力も借り、LOM の力の活性化に資する会員交流を実現していき、周南青年会議 所がもつ素晴らしい文化を継承してまいります。

時代に即した仕組みづくりを担う総務事務局運営

政府主導の働き方改革が推進され、雇用の形も仕事の進め方も変化しつつあります。周南青年会議所 においても諸規定の見直しに始まり、業務の効率化を推進し、会としての屋台骨の強化を実施してまい ります。 また会員として出席義務のある例会をより内容が洗練されたものに「この2 時間を確保してよかった」 と思える内容にさらに進化させていきます。

地域に対して新しい切り口を発信するまちづくり事業を

2015 年に地方創生が提唱されておおよそ5 年の月日が流れようとしています。その間我々の活動地 域である周南・下松地域では総合戦略が打ち立てられ、様々な施策がなされているものの、少子高齢化に は歯止めがかからず大きな伸張、成⾧の兆しがみられません。 地域に様々な産業が根付き、山口県内の他地域と比較すると、裕福な世帯が多いこともあるかもしれま せんが今後生き残っていくための大きな方向性を指し示すヴィジョンが行政からも発信されていないよ うに感じます。 我々青年会議所はヴィジョンを明確に指し示すことは難しいかもしれませんが、積極的に先進的な手 法や物事にチャレンジすることでその糸口を地域にもたらすことはできるはずです。 地域が取り組むべき課題なのにまだまだ手が入っていない、新しい切り口の提供にチャレンジするこ とで周南青年会議所としての存在感をしっかりと内外に示していきましょう。

国際の機会を地域に

海外に行くたびに感じる活気と将来性。そして日本がもつ素晴らしい魅力。地域の中でこの観点を持 ち生活している人はまだまだ少ないと思います。一人当たりのGDP をはじめとする様々な国際比較指標 が他国より劣っている等、日本を卑下する報道も多くありますが、日本は、そして周南下松地域には素晴 らしい魅力と可能性を持っています。 その魅力を地域の中だけで伸ばしていくのではなく、海外へ輸出したり、局地的にでもインバウンド需 要を創出することは決して不可能ではないはずです。まずは国際の機会を創出し、その糸口を地域に示 し、次代に繋げていきましょう。

10年ぶりの山口大会をLOMの転換点に

2010 年に周南で開催された山口大会。本年度は10 年ぶりに当地で開催となります。山口大会は県内の 卒会生全員の卒会をお祝いする会であると同時に、山口ブロックに対し、周南青年会議所のこれまで蓄 積された力を発表する場でもあります。 周南青年会議所が地域に必要とされているのかの所以を形にし、卒会生の皆様を盛大に送り出すことが できるよう全力で会を設営してまりましょう。

さあ、一緒に歩みを進めましょう

周南青年会議所は2022 年には創立20 周年を迎えます。2020 年度を含めてあと3 年間でLOM はどん な未来を描くのでしょうか?メンバー数は増えていますか?それとも減っていますか?雰囲気はどんな 感じでしょうか? 40 歳までの青年会議所活動。毎年多くの先輩方が足跡を残しながら卒会されていきます。その度に自分 たちの双肩に重責がかかってくることを感じながら我々は活動しています。その事実はプレッシャーで すが、時には自分たちに思わぬ力を与えてくれます。 「ここで一所懸命に頑張らないといけない」 この想いを本気で持つことができたメンバーには多くの実りがあるのが青年会議所であり、その文化を 我々のLOM は持ち続けています。 今の自分のできる精一杯を繰り返した先に待っているのは自分でも気がつけなかった「自分自身の持つ 可能性」だと思います。そうした経験を一人でも多くのメンバーが共有できるように一丸となって進ん でいきましょう。 未来は私たちの手の中にあるのだから。

本当の友情と自身の成長を実感できる組織です

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