委員長所信・基本方針

委員長 深海 翔太

 皆さんは【発達障がい】という言葉を聞いたことがあるでしょうか?多くの人は耳にしたことがあるのではないでしょうか。ですが、漠然とした言葉の一つとして捉えている人が多いと思います。【発達障がい】には、自閉症、アスペルガー症候群、学習障害、注意欠陥多動性障害など様々あり、私たちの生活環境の中にも自然に溶け込み生活をされている方も多くいます。【発達障がい】は重度の障がいなどに比べて気づかれにくい障害であり学習面、行動面、対人関係において誤解をされやすく、苦しんでいる方々も多くおられます。国としても発達障害支援法を制定するなど整備を進めていますが、まだ社会の中には正確な理解や認知は浸透していない現状があります。この【発達障がい】について我々が率先し、社会に対し正確な理解、認知を広めていくことが必要です。
今年度、私たちは【発達障がい】=障がいではなく、【発達障がい】=個性であるという意識転換を広める事業を展開します。【発達障がい】について理解や認知を広めることは本人や家族、周囲の人がその特性に応じた日常生活、学校、職場での環境づくりを考えるきっかけとなり、行動に移すことで悩まれている方々の日常生活の中にある様々な困難を軽減できると考えます。そのため、例会では私たち会員に対し【発達障がい】を知り、学び、一人ひとりが考えることのできる場をつくり、理解と認知を促す例会を行います。そして、対外事業では、地域に対して【発達障がい】を一人でも多くの人に理解や認知の普及を目的とした運動を行います。また、発達障がいのある方たちが社会の中で、個性を十分に輝かせる環境を作ることのできる市民を育成する事業を展開していきます。
【発達障がい】を治す薬、治療法は、現在のところ無いとされています。ですが、周囲のサポートの仕方一つで個性が輝くことのできる社会は必ず作れると思います。私たち福祉委員会は社会の中でマイノリティとされている方々も安心して暮らすことのできる社会の実現に向け活動していきます。

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