「2030年、周南JCのとある一日」

お礼

みなさんこんにちは。理事長の河村です。
いよいよ2020年も残すところあと2週間。私の公益社団法人周南青年会議所の理事長としての職もあと少しで終わりとなります。

今年はコロナ禍への対応に追われるとても大変な1年間になりました。

ただ本当にありがたいことに、周南JCでは大きな対外事業(イベント)も実現することができましたし、会員の絆を育む対内事業も実施することができました。

感染拡大防止に最大限努めながらでしたので、いろいろな苦労はありましたが、メンバーみんなのがんばりと、踏ん張りによって今年らしい、すばらしい事業を実現することができました。

改めてメンバー全員に感謝するとともに、困難に立ち向かい、活動を続けてくれたことに敬意を表します。

本当にありがとうございました。

 

そして、今日が2020年度最後の投稿。

どんなことを書こうかとすごく悩んだのですが、「2030年、周南JCのある一日」と題し、今から10年後の私なりの周南JCがこうなっているんじゃないかなぁ、いやこうなってほしいなぁ、という姿を文章にしたためたいと思います。
賛否両論あると思いますが、今年卒業する一メンバーの勝手な妄想だと思っておつきあいください!(笑)

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2030年 新年参拝 1月度例会

2030年1月15日(火)、一般社団法人周南青年会議所理事長のIは慎重な面持ちでネクタイを締めなおしていた。
このあと18時から遠石八幡宮で始まる新年参拝に参加するためである。

なんとも言えない緊張感。今日は昼過ぎから会社を部下に任し、これからの「大仕事」に備えていた。

 

入会16年目のベテラン理事長

Iは入会して16年の月日を経て、昨年(2029年)の6月、全会一致で理事長候補者として承認された。

総会の会場を埋め尽くした150名を超えるメンバーに理事長として認められた時には、プレッシャーにつぶされそうになると同時に、これから始まる新年度に向けて胸が高鳴った。

全10委員会で構成される2030年度。2022年の20周年、2027年の25周年の記念事業や毎年開催される様々な事業を通じ、周南青年会議所の知名度は大きく向上してきた。

県東部の多くの若手の青年経済人は「せっかく時間をつかって研鑽するなら周南JCがいい」「これから一生役にたつスキルと人脈を得るなら周南JCに入るべき」と地域を超えて会へ加盟するようになった。

気が付けば中国地区で最大のメンバー数を抱え、西日本でも屈指の青年会議所として数えられるまでに成長した。
もちろん、地域の人口は減少の一途ではあるが、若者が集い、力を合わすという感動体験を経験できる団体として、登竜門的な位置づけを獲得した周南JCは驚異的なメンバー数の伸びを記録してきた。

そんな周南JCの中でも指折りの経験を誇るIの胸には

「自分自身が抱える地域づくりへのビジョン」

「在籍するメンバーたちとつくっていきたい未来」

「これまで先輩たちに教わってきたこと」

がいっぱいに詰まっている。

 

理事長所信表明に臨む

その想いをメンバーに伝え、2030年度に実現していきいことを150名のメンバーに伝える、それが新年参拝の後に行われる「理事長所信表明」だ。

Iは約20分という限られた時間の中で、自分の言葉で今年の方向性を指し示さなければならない。

すごいプレッシャーではあったが、今日まで同期入会で中国地区長まで務めたSが様々な指導をしてくれたり、多くの仲間がIのスピーチの練習を支えてくれて準備は万端だった。

19時。遠石会館。

セレモニーのあと理事長所信表明がいよいよ始まった。

Iの話す一つ一つの言葉が150人の心を動かしていく。

これまでどこの青年会議所も、いや青年経済団体もなしえなかったような取り組みを行うことの意味を、わかりやすい言葉で伝えていく。あっという間の20分間だったが、2030年度大というきな船を動かすには充分すぎるスピーチとなった。

スピーチが終わった後、所信表明に参加していた歴代理事長たちがIにねぎらいの言葉をかける。

「Iも本当に立派になったな」「感動した。これで自分たちが引き継いできたものを安心して託せる」

歴代理事長全員がIの成長とリーダーシップを確信し、胸を高鳴らせた。

さあ、いよいよ2030年度がスタートする。泣いても笑っても勝負の1年間。
メンバー全員を束ね、周南青年会議所をもっともっと素晴らしい会に成長させる。

自分のスピーチへの賛辞に胸が高鳴る一方で、Iの頭には、自身がコロナウィルス感染症対策に苦労しながら委員長を務めていた2020年のときのことが浮かんでいた。

 

大きな挫折

いよいよこれから年度が本格的に始まる、と思った2020年3月から一気に活動が自粛を余儀なくされた。

今となっては通常疾病に属すコロナウィルス感染拡大を防止するために国が緊急事態宣言を発令したためだ。

これまで当たり前だった会議も事業も、会合もすべて中止。

周南青年会議所のリーダーとして委員長に若くして抜擢されていたIにとって、モチベーションが大きく下がる出来事だった。

自分たちがあんなに頑張ってやってきた活動が全部否定されている気がしたからだ。

仕事にも大きな影響が出た。活動自粛によって需要は大きく減り、大きく変わる社会に全世界が振り回された。

 

仲間の存在に奮い立たされる

自粛期間は約3か月にも及んだ。「今年は何もできずに一年が終わる」そんな気持ちがIによぎる中、

このままではいけない。何か自分たちができることをしていかねばいけない。

そう考えた仲間たちが今では当たり前となったWEB会議システムを使い、毎週のように会議を行いだした。

最初はこんなことをして何も変わらない。

どうせ何も活動できない。

そうあきらめていたIだったが、次第に周りの仲間たちがこれまでとは違う「ニューノーマルな事業」を形にしていく姿を見て、だんだんと心が奮い立ってきた。そして、まだまだ感染拡大が続く最中ではあったが、Iが企画した年度末の事業には多くのメンバーが参加し、これまでにない成功を収めたのである。

 

成功体験から確信へ

この成功を契機に大きな自信を得た、Iは物事に取り組む姿勢を大きく変えることになった。

「結果を環境のせいにしてはいけない」

「困難と思われることでも自分が強い心をもち、立ち上がればその想いをささえる仲間がいる」

そう心から信じることができるようになったからだ。

JC活動には修練・奉仕・友情という3つの信条がある。活動で得られる3つの価値といってもいいだろう。

この事業の成功はIがその価値観を体感できる素晴らしい機会となった。

その後の10年間、Iはその価値観を大切にし、成長を続け、満を持して理事長となった。

 

体験を共有していくこと。伝えること。

当時ことを頭に浮かべていたIに「理事長、理事長」と声をかけてくる人がいる。

F幹事だ。

「例会が終わってこれから新年会が始まります。移動しましょう」

Fは2027年、25周年の年に入会。今年で入会して4年目の30歳。

その頭脳明晰さと明るい性格で多くのメンバーに慕われている。そんなFはコロナ禍に負けずに、積極的な活動を続ける周南青年会議所でなら成長できる、と感じ入会してきた。体育会系だが、繊細できめ細やかな心遣いのできるFを入会当初から見初め、様々な場面でIは引き揚げてきた。

今日の理事長所信表明のもととなる事業計画についてもことあるごとに共有し、なぜそう考えるのか、何を大切にしているのか?について伝えてきた。

 

Iにはひとつの目標がある。Fを理事長にすることである。

自分が先輩たちにそうしてきてもらったように、ひとつひとつの事業に背景・目的があることを伝える。

そしてなぜ今年このような事業を展開するのかという理由を事細かにFに伝える。

まだまだ経験の少ないFにとっては意味の分からないことが多いかもしれない。でもFならいずれその意味を理解し、次代へつないでくれる。これまで紡いできた先輩たちの想いと、自分自身の経験をコイツに余すことなく伝えたい。

Iは今日の所信表明の成功をきっかけにより一層その想いを強くした。

そしてFの目を見ながら「よし。会場へ行こう」と答えた。

新年会の会場にはメンバーに加え、たくさんの来賓が来場している。

地域を担う若手経営者があつまる新年会は毎年毎年にぎやかなものとなり、今日の会は総勢250名と盛会となった。

こうして周南青年会議所の2030年度は晴れやかな形で幕を開けたのだった。

 

KEEP GOING KEEP GROWING

2030年までの28年間、周南青年会議所はひと時もとどまることなく、歩み続けてきた。

どんな困難や難題に当たろうとも、前を向いていく。その姿勢が多くの人の心をうち、成長をしてきた。

 

「今、何を、どうやってすべきか?なぜそれを行うべきなのか?」

 

これまでの活動してきたリーダーたちが紡いできた想いをよい形で引き継ぎ、またそれが時代へつながっていく。

その「想続」の連鎖が素晴らしい人材を会に集め、地域の未来を明るく照らす結果となっている。

 

想いがつなぐ地域の未来。

これまでも、これからも、私たちが地域の未来を明るく照らし続けていく。

 

一年間、本当にお世話になりました!

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